僕の周りの少子化問題について

僕は30代半ばで結婚したのだが、適当なタイミングで子供が産まれた。僕の今の日々は「子どもが中心」であり、僕は自分の子どもが好きだ。大変なことも増えたが、日に日に成長していく我が子は超カワイイし、今後が楽しみ、面白い。産まれてくれてサンキューである。

そしてそろそろ40歳が見えてくる段階に入った。40歳になる時には20代から30歳になる時に感じた「年を取るということに抵抗できない感」がその時より今後激しく感じるんだろうか。

先輩男性に言われた「男は30歳が成人式だよね」というお言葉が結構腑に落ちていて、なんなく20代と30代は地続きっぽくないかい。そして40代は50代と「友達」というか「カテゴリー」近そうだし、もう40歳を超えればもう「どこに出してもおかしくないオッサン、オバサン」。親戚でもなければ、僕らは女子高生と話すことはまずない。痴漢だと思われて捕まるかもしれない。

運動も節制もしていないため、身体は日々だらしなくなり、風邪を引いても長い間治らなくなり「オッサン完全体」として完成間近になった妙齢な僕は最近気付いたことがある。

同世代の男友達の中で「子持ち」である僕が完全に少数派になったという事実に気付いた。

「うそ~ん。よく聞く話だと『周りが子供がいて取り残されている』『子供がいる知人から心ない事を言われる』とかじゃなく?(ほぼTVとインターネット検索の浅い見識) 」と結構びっくりしている。全然予想してなかった…。これが普通なのか…。それとも異常なのか…。とりあえずGoogle検索しても自分と同じ焦りを感じているページは見当たらなかった。うむむ。なぜだ…。

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よく聞く話だと「経済的に余裕がない」という理由で子供を作らない説をたまに聞くが…。今でも相変わらず貧乏している友人いるが、その場合まず結婚していないことが多い。既婚者組は2馬力で働き悠々自適に酒を飲んでいる。毎日の昼ご飯をイオングループのスーパーマーケットこと「まいばすけっと」でやりくりしている僕よりもよっぽどお金を思っていそうだし、そこまで極端な貧しさはなさそうな連中なのである。うだつの上がらない奴ばかりだが、特別不幸な境遇で育った輩も少ないし。

確かに子供にかかる費用を考えると「今後どのくらいお金がかかるのだろうか」と僕自身も不安になることは多いのだが、「経済的な効率が悪い」という理由で子供を諦めるというのはとってもドライな感じも否めない。そして「子どもにかかるお金の問題」は産まれてからであり、よっぽどの収入がない限り「子育てが大変」なのは多くの家庭で差はない模様。好景気にだったバブル期に出生率が増えたかというと否。どいうやら景気とはリンクしていないようである。

では、「中々子供が出来ない≒不妊」問題になのだろうか。確かに周りの友人で「不妊」で諦めた夫婦は何組もいる。不妊治療は「お金もかかる」「精神的に辛い」と聞くし、不妊の結果、出産を諦める気持ちは想像以上(僕自身「自然妊娠」以外の受精に対して妻から説明をされた際に「そこまでしなければならないのかなぁ」と少し抵抗感を感じた事があった。色々なことを感じるのではないかと想定している)

また、不妊で子供を諦めた友人の「子供の写真で年賀状送られると軽い殺意を感じる」という言葉を思い出した。本当に欲しかったから辛いし、苦しいのは当然。しかしながら、「小さな子どもがいる家庭」は生活のメインは「子ども」になってしまうため、年賀状も子どもの写真になってしまう、というかそんなもんなんですよ。申し訳ないが…。

しかしながら、僕の周りが「不妊の夫婦」ばかりで子どもが居ないとは考えづらい。というか本当にそうだったら悲しすぎるのだが…。僕の周りの夫婦たちから、そういった「本気」であったり「悲しみ」と言ったらよいのだろうか、そういった空気を感じないのよね。

恐らく僕の周りの夫婦は「どっちかと言ったら『子どもは欲しい』」という人たちとなんだろう。だが彼らは「まだ、もうちょっと先でいいや。」と考えているのだろう。普通に生きているだけでも最低限の情報は入ってくるので「高齢出産」などにおける「出生に関する可能性の低下・リスク」も勿論聞いているだろう。しかしながら「まだ、いいや。」

「老年の悲劇は老いているところにはなく、まだ若いと思うところにある。 byオスカー・ワイルド

「自分の事を『まだ若い』と思っている」からであろう。「実年齢より、若いと言われる」ことを真に受け(「若い」と「幼い」は紙一重)、20代の若者と同じように「流行りのスニーカー」を履き、いつものようにスラングを口にし、漫画やレコードも欲しいだけだけ買い、夜中からの呼び出しにも反応して酒を飲みに駆けつける。今までしてきたことを普通に続けている。(「継続する」ということは誰もが出来ることではないのである意味すごい)特別深い事は考えていないんだろう。ただただ、生活を変えず楽しみたい。親になったことで自由などなくなった僕は、彼らの気持ちはよくわかる。

僕の周りの友人には子どもはもう産まれないと思う。僕は友人にこの件を期待しないようにしたい。40歳近くのいい大人に「結婚」や「出産」変化を求めるのは一親等くらいじゃないと「野暮」になってしまう時代なのかもしれない。

僕は自分達の子どもの世代が「1人の現役が、たくさんの老人を支えなければならない未来」を問題視し、日本経済を憂うためにこの文は書いてはいないし、(無論、子どもたちの将来を考えると不安だが。)また「子どもが老後の面倒を見てくれる」ことを望んでいるわけではない。

ただ「明日、子供連れて行くから、君の子どもとうちの子で一緒に遊ぼうよ」という妻が彼女の友人としている普通の事を僕もしてみたいとは思う。
そういった友人を作るには…。育児に時間取られている状況で新しい友人作るチャンスは皆無。「転職」で環境を大きく変えるとかしかないんじゃないだろうか…。そしてどうも2人目を授かったようなので、友人との状況の乖離が進むんじゃないかと悶々としている。友達と共感できないって結構しんどい。

 

【参考記事】



*1:※この日記は自分の周りにいる「同世代で現在も定期的に付き合いのある既婚者の友人」対象としている。そして僕は「子供がいる夫婦が正解」といった考えは持っていない。人それぞれの生き方があって良いと思っている。ちなみに未婚者に関しては「無限の可能性(ほぼ性的な意味)」と前向きとも捉えている。